アンローダバルブの動作をご説明します。
調圧キャップによって圧縮されたバネの力はピストンを介して弁を弁座に押し付け、ポンプ圧力を調整します。 逆止弁は、流れる水により復帰バネを押して開いた状態となり、逆止弁の中を通ってノズルより噴射されてます。 ポンプ圧とアンローダ出口圧力はほぼ同等です。 余水が0になると、調圧キャップを締め込んでもそれ以上圧力は上昇しなくなりますのでこの状態では調圧を行わないでください。
ガンノズルのトリガーの解放やノズルコック等によりを2次側を閉じると急激に水の流れが止まり反動で2次側配管内部に噴射圧力より10~20%高い圧力が封入されます。この封入圧で逆止弁が閉じられ、アンローダ内部とバイパス通路を遮断して、封入圧がピストンを押し上げます。ピストンが押し上げられるので、弁と弁座の隙間が大きくなり、ポンプからの水が余水口から排出され、ポンプ圧力は0圧力近くに下がります。 但し、封入圧は時間と共に下がってくるので、長い時間ノズルを閉じていると封入圧がバネの力に負けて弁が押し下げられ圧力が上がります。ノズルが閉のままなので直ぐに封入圧が掛かり余水口からの排出により圧力が抜けます。圧力が抜けたり掛かったりを繰り返すハンチングを繰り返すので注意が必要です。
ポンプとアンローダの内圧 | アンローダとガン(コック)の内圧 | |
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ノズル噴射 | 規定の圧力 | 規定の圧力 |
ノズル閉止 | 0~1Mpa | 規定の圧力+1.4Mpa |